帝王切開は赤ちゃんにメリットを与えることも

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帝王切開のメリット

予定帝王切開では、胎児死亡(お産の前に子宮内で赤ちゃんが亡くなること)、新生児感染症(主にお産の時に赤ちゃんが産道の細菌に感染すること)、頭蓋内出血(赤ちゃんの頭蓋骨の内側に起こる出血)、新生児仮死(赤ちゃんが仮死状態で産まれること)が少なくなる可能性があります。

また、吸引や鉗子分娩による外傷性の損傷、お産のときの過度の牽引(引っ張ること)による赤ちゃんの神経麻痺、肩甲難産(頭は出ても肩がなかなか出てこない状態)も起こりません。
帝王切開は母体に負担のかかる手技ですが、赤ちゃんに対する安全性の向上が一番のメリットとなっているのでしょう。

骨盤の臓器脱のリスクが低くなる

骨盤内の臓器である子宮、膀胱、直腸を支える靭帯や結合組織、筋肉の骨盤支持組織(骨盤底)が傷ついたり、ゆるんだりするリスクは、帝王切開では低くなります。

よって、将来に子宮下垂(子宮が膣に下がってきている状態)、子宮脱(子宮が膣の外に出てくる状態)といった骨盤臓器脱が、経膣分娩より起こりにくいとされます。

産後1年の尿失禁(尿が漏れること)の頻度は帝王切開で出産した法が低くなります。
ただし、産後2年と5年の時点での腹圧性尿失禁(くしゃみなど、おなかに力が入ることで尿が漏れること)は、お産の方法による差はないようです。

精神的な負担が軽減できる

前回、経膣分娩をしたトラウマになっている場合や、死産の経験があるなど、何らかの理由でお産に対する恐怖が強い場合はそれを回避できることになります。
ただし、帝王切開をすることは、あくまでも回避であって、解決にはなりません。

このように、帝王切開は赤ちゃんにとってメリットにもなりうるのです。

その他、出産日が事前にわかるので、夫が予定を立てやすいというメリットもあります。

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